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旧石器文化談話会定例会 開催の記録(5)

第71回定例会

日時
2004年7月31日(土) 18:20
会場
同志社大学新町学舎 考古学実習室
発表者
別所秀高(東大阪市文化財協会)
発表題目および概要
「考古遺跡における土壌薄片の観察について」
フィールドにおける露頭の観察もさることながら、薄片や軟X線による土壌試料の観察は遺構形成や遺跡形成を明らかにするうえで欠かせない方法である。本発表では薄片作成のルーティーンや観察方法、2,3の実践例を紹介し、有効性や今後の課題について述べる。
※解説:土壌のマイクロ・ストラクチャー(微細構造)は近年とくに注目されている地層観察法です。海外の旧石器遺跡調査では、地層の成因を調べるためにこの方法が用いられることがしばしばあり、近年は日本でも実践例がいくつかあります。

第72回定例会

日時
2005年3月5日(土) 18:20
会場
同志社大学新町学舎 考古学実習室
発表者
手島美香
発表題目および概要
「台形様石器の再検討」
「台形様石器」を属性ごとに分析し、その特徴を明らかにする。それを踏まえて西南日本の「台形様石器」を再検討する。

第73回定例会

日時
2005年6月4日(土) 18:00
会場
同志社大学新町学舎
発表者
渡辺丈彦(奈良文化財研究所)
発表題目および概要
「東山系石刃石器群における石器石材の利用」
2004年の日本旧石器学会で好評であった発表に、定例会参加者のために新たなデータなどを加えて報告する。

第74回定例会

日時
2005年10月8日(土) 18:00
会場
同志社大学新町学舎
発表者
内山ひろせ
発表題目および概要
「馬見二ノ谷遺跡における石材利用」
現在整理中の馬見二ノ谷遺跡石器群におけるサヌカイト利用のあり方についての予察を述べる。自然面や剥離面にあらわれる特徴にもとづいた観察をおこない、接合資料と製品それぞれに用いられる石質の違いなどの点をとりあげる。また、石材の入手などについて、現時点で考えられる問題点を整理する。

第75回定例会

日時
2005年12月23日(金) 17:30
会場
同志社大学新町学舎
発表者
中川和哉(財団法人 京都府埋蔵文化財調査研究センター)
発表題目および概要
「最近の中国礫器文化研究」
この秋に実施した中国調査を通して、最新の旧石器研究情報を写真等をまじえて紹介する。

第76回定例会

日時
2006年7月1日(土) 18:30
会場
同志社大学新町学舎渓水館 考古学実習室
発表者
津村宏臣(同志社大学文化情報学部)
発表題目および概要
「文化財情報科学(CIS)の旧石器・先史考古学への貢献」
−古環境(地形・植生・動物相)復原、石器ブロックの空間定量解析、石器3次元形態分析など−
最新の情報処理技術を応用した旧石器研究等の事例を多数紹介する。分析手法の有効性や将来的な展望についてもわかりやすく解説する。

第77回定例会

日時
2006年9月16日(土) 18:00
会場
同志社大学新町学舎渓水館 考古学実習室
発表者
松藤和人(同志社大学文学部)
発表題目および概要
「韓国忠清南道萬水里遺跡の調査」
萬水里(旧称五松)旧石器遺跡は、大田市の北方約50kmに位置する開地遺跡で、五松生命科学団地の造成にともない、昨年度の試掘調査を経て、本年、漢陽大学校文化財研究所ほかにより緊急調査が実施された。調査の結果、約7mの堆積物中に6枚の古土壌(MIS3〜MIS13)が確認され、さらに8枚の文化層が層位的に検出されるに至った。最古の文化層はMIS14(568〜528ka)の堆積物中に包含される。これは、全谷里遺跡の最古の石器群よりも少なくとも20万年も古くなり、朝鮮半島の人類史を書き換えるとともに、ホモ・エレクトウスが半島に進出していた可能性を高めるものである。

第78回定例会

日時
2006年12月23日(土) 18:30
会場
同志社大学新町学舎渓水館 考古学実習室
発表者
加藤真二(奈良文化財研究所 飛鳥資料館)
発表題目および概要
「中国東北部の旧石器文化 −その調査・研究の紹介−」
近年、中国東北部(黒龍江省、吉林省、遼寧省、内蒙古自治区の一部)では、旧石器に関する調査・研究が急速に進められている。今回、2006年7月・10月の訪中時に見聞した資料から、その一端を紹介する。

第79回定例会

日時
2007年6月9日(土) 18:00
会場
同志社大学新町学舎渓水館
発表者
松藤和人(同志社大学文学部)
発表題目および概要
「中国貴州・雲南省の旧石器遺跡を訪ねて」
3月下旬、麻柄一志氏とともに貴州・雲南両省の考古研究所を訪問し、研究者と懇談する機会をもつとともに著名な遺跡を実地に訪れることができた。貴州省は全域が石灰岩からなり、黔西観音洞、盤県大洞をはじめ多くの同区追跡が知られ、盤県大洞は数次の調査がおこなわれ、注目を集めている。また、雲南省では元謀人遺跡を訪ね地層を観察した。雲南省考古研究所では100万年代と推定される旧石器を昆明市立博物館では後期旧石器を観察する機会を得た。スライドを交えて、これらの遺跡・遺物を紹介し、研究の現状と課題についてもふれてみたい。

第80回定例会

日時
2007年10月6日(土) 18:00
会場
同志社大学新町学舎渓水館1F会議室
発表者
絹川一徳(財団法人 大阪市文化財協会)
発表題目および概要
「韓国・南漢江流域の旧石器文化−チャンネ遺跡を中心として」
かつてソウル市立大学朴喜顕(パク・ヒヒョン)教授によって発掘調査された忠清北道堤川市チャンネ遺跡(現在は忠州ダム建設によって水没)の石器群について紹介する。南漢江流域はスヤンゲ遺跡をはじめとする著名な旧石器遺跡が集中しており、周辺を含めた中原地方は開地遺跡だけでなく洞窟遺跡も多いのが特徴である。チョンマル、トゥルボンなどの洞窟遺跡の現地状況もあわせて報告する。

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